ストレッチ

ストレッチ〜というと、一般的にはじんわりゆっくり伸ばすスタティックス
トレッチをイメージすることが多いんじゃないかなと思います。このストレッ
チが発表されたのが1975年です。


人間の体には様
々な自己防衛機能が備わっています。例えば、筋が伸ばされた瞬間、その筋が
引き延ばされすぎて切れないように反対側の筋が働いて抑制する作用があり、
これを伸張反射といいます。

 スタティックストレッチではこういった伸張反射が起きないように、ゆっく
りと筋を伸ばして硬くなった部分の硬結をとることが主な目的です。

しかし、
近年このストレッチ方法に対しての有効性が疑問視され始めました。まあ、最
近といってももう数十年前には既にこのストレッチ方法に関しては様々な研究
がなされていて、メリット・デメリットはすでにかなり色々言われています。

そもそも伸張反射という体
の反応は上述の通り自己防衛反応なわけでして、それを抑制してまで行うと筋
を痛めるくらい伸ばしてしまうのではないかというのがメジャーなデメリット
な論調です。

 それ以外にも色々ありますが、スプリント力が落ちる、バネがなくなるなど、
結構手痛く言われることもあります。まぁ、大事なのは「やり方」。スタティ
ックストレッチを完全に否定するのも安直すぎますが、これに関しては正しく
理解しなくてはいけないところです。

それに対して、ダイナミックストレッチがあります。名前の通り、
動かしながら行うストレッチのことです。動かしながら行うので、上述した伸
張反射は正常に起きます。自伸張反射の範囲内で行うので筋が引き伸ばされす
ぎて損傷するという事態を避けることができます。

 そして運動動作の中で出来るというのも特徴で、動きに必要な筋や関節の柔
軟性を改善してくれるストレッチ方法です。

こちらのストレッチも非常に様々
な方法がありますし、やり方を間違えれば当然筋や関節に負担がかかってしま
います。

 何事も正しいやり方で行うというのが大事。体のアンバランスな緊張をしっ
かりフラットな状態にして姿勢の改善を目指しましょう。

 



健康とスポーツを科学する。
http://fit-tec.com/




上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。