スポーツと疲労

 パフォーマンスの低下と言う意味では、体水分量の減少、糖質の減少も『疲
労』に関わってきます。

 体内の水分が発汗によって減少する、つまり脱水状態になれば、循環血液量
が減り心臓に負担がかかる、発汗量の減少で体温が上がること等がパフォーマ
ンスの低下につながります。

 それ以上に、熱中症を発症しかねませんので『危険』と言うのも大きいです
ね。水分と塩分の摂取は、熱中症予防と言う観点が強く出されますので、それ
ばかりに頭が行ってしまいますが、脱水状態になれば力の発揮も小さくなって
しまいますので、場合によっては熱中症にはならずともパフォーマンスの低下
は生じていた〜なんてこともあるかもしれません。

 それから糖質。走り続けていれば、筋肉内にある糖質は使われていき、更に
は肝臓にある糖質も筋肉に運ばれて使われていきます。それが不足してくれば、
筋肉を動かすためのエネルギー源が少なくなってくるのですから、動けなくな
ってくる…ワケですね。

 また、脳は糖質をエネルギー源とします。脳に糖質を届けるには、肝臓の糖
質を血中に放出し、血液で脳に運ぶことになります。つまり、肝臓の糖質を適
宜放出することによって血糖値が維持されているのです。

 肝臓の糖質も少なくなってきて血糖値が下がってくる、そして脳に届けられ
る糖質も少なくなってくれば、集中力が低下したりボーッとしたり…。これで
はシャキッと動けません。


 しかし、水分も糖質も、レース中でもトレーニング中でも、準備があれば補
給は可能なものです。水分については安全面から考えても適度な補給を、そし
て糖質も適切なタイミングで必要な量をとっていけば、疲労発生を遅らせてパ
フォーマンスの低下防止につなげることができます。


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