疲労について
脳の疲れが‥、筋肉が‥、エネルギー源の減少が‥、といろいろとずいぶん
と長いこと、疲労疲労と言ってきましたので、そろそろ次のテーマに行きたい
と思いつつ‥。
ところで、トレーニングやレースの後、『クーリングダウン』は行っている
しょうか。チャチャッとやる‥、疲れてとてもそれどころではない‥、やらな
きゃと思いつつ誘惑(なんの?)に負けてやらない‥、クーリングダウンまで
がトレーニングだからしっかりやる‥等々、人にもよるでしょうし、トレーニ
ングの内容にもよるとは思いますが。
でも、練習会で長年、たくさんの方を見ていると、少ないなあという印象は
あります。充分にできているかどうかという点でも、行っている人数というて
んでも。
多くは、皆でストレッチはやるけれども、それでおしまい!という感じです
ね。陸上競技の選手と比べると、私達はウォーミングアップもクーリングダウ
ンもだいぶ手短に済ませているように感じます。
陸上の選手の場合、ダウンとしてjogして、ストレッチをしっかりやって、
必要であればアイシングもして‥とクーリングダウンだけでも20〜30分、ある
いはそれ以上かけてしっかり行うことが多いですが、私達は、ストレッチだけ
ささっとやるというくらいが多いですからね。
トレーニングの内容にもよりますが、例えば、LSDの後にダウンのjog入らな
いでしょうし、低速のロング走くらいでもそうかもしれませんが、ミドル走や
仕上げのロング走、レースの後であれば、軽いjogやwalk、そしてストレッチ
等、もう少し手厚くしても良いのではないかと思います。ダウンとしてのjog
もストレッチも、筋の血流量の増加、筋緊張の緩和等、疲労の回復を促進させ
ることを期待してのものです。
クーリングダウンをやらない習慣があるより、やる習慣がある、小さなこと
だが習慣化していてトレーニングやレース後にいつも行っていくかどうかも、
疲労の蓄積の度合いや状態の善し悪しに関わってくるのではないかと思います。
疲労と一口に言っても、頭のてっぺんから爪先まで関わってくることですし、
いろいろな状態が含まれてきます。しかし、疲労はトレーニングにつきもので
もあります。上手につき合っていくためには、理解を深め、トレーニングにも
生かしていくことは大事だと思います。
あなたはもっと速く走れます。
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Posted by 上原悟 at
◆2015年03月06日13:52